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内見前に知っておきたい賃貸基礎知識
内見前に!賃貸で知っておきたいことアレコレ
家賃を決めているのはだれ?
家賃を決めているのは、物件のオーナーです。物件の査定額や不動産会社からのアドバイス、エリア周辺の家賃相場などを踏まえて、管理しているオーナーが自分で決めることになります。
一般的にお部屋を探している人が多くなる年度が変わる時期は、高い家賃でも入居者が決まるでしょう。このように、季節によって入居希望者の数が変動するため、エリア情報を含めて家賃を決める必要もあります。さらに、希望の金額を出されて、その通りに家賃を設定する場合もあり、賃貸物件の家賃はオーナー次第で決まるということを知っておきましょう。
取扱い不動産はほぼ共通!カギを握るのは「レインズ」
不動産会社の賃貸物件情報を見ると、同じ物件を違う不動産会社でも取り扱っていることに気が付くでしょう。それは、不動産会社たちが繋がっている「レインズ」というネットワークシステムにより、賃貸物件の情報を管理しているからです。
不動産会社が、物件のオーナーから売却や賃貸の依頼を受けた際にその情報をレインズに登録します。その情報はレインズ上で共有され、レインズに入会している会社であれば閲覧が可能になります。そして顧客から物件探しの相談を受けた会社が、レインズ内で物件を探し、顧客へ紹介する…これが基本的なレインズの流れです。
つまり賃貸不動産会社の商品である「物件」はほぼ共通であると言えます。
レインズへの登録は、不動産会社間で情報を共有することで、物件取引が適正価格でなされることを目的として行われています。
間取りにも流行がある?安く住むなら1LDKより2DK!
物件選びの条件として考慮する間取りですが、間取りにも流行りがあります。以前は、2Kや2DKのように、家族が食事をする部屋と寝る部屋を分けた間取りが普及していました。
しかし、今ではファミリータイプの間取りとして1LDKや2LDKのように、食事をする場所とくつろぐ場所を一室にする間取りが流行り出しました。
2DKのタイプは古い間取りという印象がついてしまい、物件候補から外されることが多くなっているのです。このため、2DKの需要が少なくなり、契約されない期間が長期になってしまうという状況を防ぐために、2DKの家賃は安く設定されている場合が多いと考えられます。
また間取りはそのままでも内装をリフォームし、新築と変わらない設備を整えている物件もあります。リフォームされた設備の上に、安い家賃の2DKを契約し、自分好みにお部屋をデザインするという楽しみ方もあります。もし、安いお部屋に済みたいと希望する場合は、1LDKなどの流行の間取りにこだわらず、少し古い間取りの物件も探してみると良いでしょう。
内見前に、賃貸物件について身につけておきたい基礎知識があります。家賃の決め方や不動産会社を繋ぐネットワークなど、賃貸に関する知識です。この知識をもとに、失敗しないお部屋選びに役立てていきましょう。