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駐車場付きの賃貸物件の基本知識
駐車場付き賃貸物件の家賃と駐車料金
賃貸物件の中には「駐車場付き」と記載して入居人を募集している物件もあります。車を保有している場合は自分の住まい以外に車を保管できる駐車場を確保しなくてはならないため、駐車場が付いている物件を選ぶ人も多いでしょう。
ただしもちろん、家賃とは別に駐車場代として費用がかかります。車を保有している場合は駐車場付きで別途駐車場代を支払うことで納得できます。しかし車を保有していないけれどその物件が良いという場合は、物件だけ借りられるかを交渉する必要があります。
駐車場付き賃貸物件のメリット
駐車場代が比較的安い
賃貸物件に付いている駐車場は、家賃とは別途で駐車場代が必要になるとはいえ、物件周辺の月極駐車場の費用よりも安く設定されている傾向があります。オーナーとしては物件とセットで借りてもらえるため、メリットが大きい分だけ価格を安くしているのです。
もちろん中には周辺にある駐車場のほうが安く借りられるケースもあるため、あらかじめ周辺の駐車場代をチェックしておきましょう。
車を家の近くに置いておける
周辺の駐車場を探すとなると、その時の空き状況や駐車場代などを総合的に判断し、良さそうな駐車場を見つけなくてはいけません。場合によっては近くに空きがない、近いと高いという理由で家から少し距離がある場所に停めなくてはならないこともあるでしょう。
雨の日や暑い日、寒い日などに車まで行き来する時間が長いと、とても面倒です。買い物をして多くの荷物がある場合、一旦家の前まで行って荷物をおろし、車を置いてまた歩くとなると、時間も手間もかかります。
賃貸物件の駐車場であれば物件に併設されているもしくはすぐ近くにあるため、車までスムーズに行き来できます。
駐車場付き賃貸物件のデメリット
車のサイズによっては駐車できない
駐車場にはさまざまな形があります。駐車場付きであっても手持ちの車が駐車場に停められるかどうかはわかりません。幅・高さ・長さをしっかりと確認してください。
さらに、機械式駐車場の場合は重さの制限があります。昇降機やパレットに車を載せて、車を動かして収納させる駐車場も機械式駐車場の1つです。平面駐車場の確保が難しい場所で用いられることが多く賃貸物件の駐車場としてもよく見かけますが、機械の力で車を持ち上げるという仕組み上、重さ制限があることを理解しておきましょう。
駐車場付きの物件は、どのぐらいの大きさの車を停めたいのかを事前に相談しておくと、車のサイズに合った駐車場のある物件を紹介してもらえます。入居してから車が停められなかったというトラブルが起こらないように注意してください。
特に、昔からある駐車場は昔の車の一般的なサイズに合わせて作られているため、車の天井部分が高いハイルーフタイプの車や3ナンバータイプの車の場合は、サイズが大きくて駐車場に入りきらない可能性があります。